2節終えてのRB大宮アルディージャの変化は特徴的。データを見るとRBスタイルにシフト傾向も狙うは…
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今年どうなんだ?
と感じている方も多いはず。
スコア上でも実際に試合観戦した人も疑問の声を少なからずよく見るもの。昨年の後半戦の流れを引きずっているという方も多いのではないか。
個人的には楽観的に見ているのは、百年構想リーグなのかもしれないけど。
2節終了時点でのデータが出ていたので楽観的視点ですが、Football Labのデータを参照にどのような進化や狙いがあるのか?出来ているのか?を考えたいなと思っています。
前提:個人的予測はドイツ式の原理原則の徹底
これは宮沢監督の言葉からの予測であって、正解ではないのですがこの半年のフィロソフィーの定着に無くてはならないものだと考えます。
- 場面や状況によって「ボールを奪う守備」と「ゴールを守る守備」
- ボール中心の守備
RBグループとしては切っても切り離せないのは「ドイツ式サッカーの原理・原則」でしょう。戦術的な話ではありません。その深層部です。
かつてレッドブル・ザルツブルクの際はバイエルン・ミュンヘンとの提携が話題となりました。その後はレッドブルサッカーといえばラングニックとなりますね。
エクストリームなハイプレスは、まるで闘牛ではなく「猟犬のよう」に植え付けられてきたと元ドイツ代表のティモ・ヴェルナーが話していました。
それを可能にするのは、紛れもなく「ドイツ式サッカーの原理・原則」が必要となります。
現在、私が読み直している本である「BoS理論」という本はまさしくお手本的内容です(著者である河岸貴さんには本当に感謝しております。またXにて日頃ヒントもいただき大変感謝です。)。
この本の内容はドイツはシュツットガルトのヴュルテンベルク州サッカー協会の指導者講習の内容だそうです。
サッカー「BoS理論」 ボールを中心に考え、ゴールを奪う方法
Amazon.co.jp: サッカー「BoS理論」 ボールを中心に考え、ゴールを奪う方法 : 河岸貴: Japanese Books
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自分のサッカーの見方、考え方変わりました。
簡単に言えば、「ボールを奪いに行くのはゴールを守るためではなく、ゴールを奪うために設計。人でなく、ボールにオリエンテーションした理論」そのための理論です。
クロップの言葉も「ゲーゲンプレスは最高のプレーメーカー」という言葉も同じと考えています。
ただ日本サッカーの原理原則ではやってはいけないとされることが原理原則に盛り込まれている内容もあるといわれてたりします。下記動画内の尾崎選手の言葉が印象的でした。
そのため大宮の選手の中でも「慣れ」からの脱却に時間がかかるものと思っています。
ただ、チャレンジしていくと宮沢さんの言葉を信じて待とうという気持ちがありますし、これがトップで行われるのと同時にアカデミーも一貫するでしょうからU-18、もっと下の選手がその基準に慣れれば未来に微笑まれそうですね。
データからみたらわかる事は「狩る→撃つ」が出来ている仮設
まだ2節ではありますが、Football Lab内にてデータポイントをみてみると面白い結果が見えます。

それは、攻撃ポイントがリーグ内1位の40.28pt、奪取ポイント4位222.04ptであるということ。またそれに釣られるようにシュート、パスのptも稼いでいますね。
これは昨年25シーズン、J3を戦った24シーズンと比較しても大幅にこの2つはずば抜けているという成果が出始めているということになりますね。
データからの仮設ですが、まずこの2シーズンと比較して特段目を惹くのは「奪取」ポイントです。ハイプレス・強度を謳ったこの2シーズン対人強度という部分では基準を伸ばした印象がありますが実はこの奪取のポイントは伸び悩んでいることがわかります。
宮沢さんがずっと言っている「狩る」姿勢は伸びていて、効果的な場所でしっかり奪えて攻撃に繋げているということが近年と比較して大きく伸びていそうですね。
また次に「パス」ポイントです。ただの成功率でなく、パスした場所・難易度や前方方向に出さないとポイントは伸びません。RB含めBoSでもなるべく前方方向へ早く、場合によっては急いででもゴールを奪わなければいけません。その意識を高めている印象ですね。
そして「シュート」ポイントの高さで攻撃を完結させる姿勢もわかります。
ハイプレスでボールを狩る設定であり、ボールを狩る際は全選手がボールより前に出ないことが推奨されます。完結ができるということは、ゴールキックなどにしてボールより自陣寄りに戻ることで「狩りに行く姿勢」が整うということになりますので良い傾向と感じます。
現状の3失点をどう捉えるか

いいところを書くと上記の通りなんですが、やはり気になるのは崩され方や失点の仕方。試合運びなど気になるところは多いですよね。
被攻撃回数が130.0の全体26位、被シュートは13.0の全体30位、被チャンス構築率は10.0%の全体26位と下位に沈んでいますね。
ここに関してはリアルタイムの試合を見ていても特別感じるところという印象。
しっかり試合視聴した感じでいくと、狩りに行く姿勢を整える箇所の統率の部分が非常に気になる箇所でもあります。
整えるのか?狩るのか?の意思統一の部分が選手によってまばらであり、一人が狩りに行くがボールに対して数的優位になれずデュエル負けし捲くられる印象です。
Fußball ist Kommunikation(=サッカーはコニュニケーション)の言葉通りここを統率する選手が一人でも二人でも三人でも増えることに今後期待したいですし、Kommando(=コマンド・指示)でトリガーの意思統一とプレスを諦めるタイミングも今後鍵になるでしょう。
あとは、CBのエンジンがスタートからしっかりチャレンジして迎撃してゴールに直結する流れになるかも付け加えたいところです。
とはいえまだ2節であり、-16節が終了しただけ
ここまで対戦相手は新監督になりこれからの松本山雅と札幌のため正しい数値が測れないのはもちろんそう。
ただ、何が問題だったのか、課題を修正して実践で試してを繰り返せますし、チーム全体でチャレンジしている事はかなり高度なことだと思うので、8月までに繰り返し繰り返し行って基盤が完成していることを期待しています。
昨年の昇格を争ったクラブである磐田や終盤戦PO争いに入り込むかと思うほどの勢いのいわき。今季好調の甲府あたりと戦って本当の進化がわかると思うので一通り戦ったあとに再度見返して行きたいですね。
過去のデータを見なくもリーグ順位で見れば、現状のリーグ内でのチームの強みは非常にRBを示しているのではないでしょうか。
追記:こちら書き終えてからプレビューのコメントが
これを書き終えてから興味深いコメントを出されていましたね。
いま、足から足へしっかりボールをつないでいくスタイルにトライしている中で、選手たちは相手の背後をどんどん狙いにいって、そこからゲーゲンプレスをかけるのが流れとして取り組みやすいのではないかと思います。ただ、自分が大好きなバルセロナ、マンチェスター・シティ、アーセナルなどのゲームを見ていると、ボールを足から足につなぎながらも、奪われた瞬間にグッと戻し返しています。サッカーの四局面(攻撃、守備、守備から攻撃、攻撃から守備)すべてができるチームがすばらしく、上のレベルに上がっていると思うので、そうしたスタイルを目指して、このハーフシーズンでチャレンジしていきたいと考えています。 引用:vs福島ユナイテッドプレビュー 宮沢監督コメントより
まずは足元から繋いでいく事にチャレンジする事。恐らくこれに関してはポゼッションを狙うわけでないですね。ストーミングという相手に渡してでも押し上げて、理想的な場所で奪い仕留める事が理想ではないということですかね。
BoSでもボールを後ろから繋いで、相手を釣り出してスペースを作るやり方があったと記憶しています。ここにも近いですし、ペップが行っていた構造的に選手を立たせてポジショナルプレーでゲーゲンプレスの成功率を上げたいというのも理解できます。
クロップもペップからゲーゲンプレスの着想得てましたね。
相手の背後を狙っての部分は、そことそこからのゲーゲンプレスも得意ということですかね。そして今取り組んでいることが、〝ボールを足から足につなぎながらも、奪われた瞬間にグッと戻し返しています。〟ということとも捉えられますね。
モダンサッカー3.0にもあった選手の状況判断を任せて、繋ぐのか裏を狙うかなど任せるようと考えているのかもしれませんね。
ただ根底はボールを狩りに行くというスタイルはもちろん維持しながら。
